パーソナルアシスタント町田
vol.108 2019.5 発行

熱中症について②資料作成 草野 裕子

★紫外線とは?

  • 紫外線(しがいせん)とは、可視光線より短く軟X線より長い不可視光線の電磁波のことを言います。地球に到達する太陽光線のうち、波長が短く、エネルギーの高い光を指します。 可視光線の紫色の外側という意味で紫外線といい、1960年代以前の日本では菫外線とも呼ばれていました。また、英語の ultraviolet からUVと略されます。
  • 紫外線はUVーA波、UV-B波、UV-C波の3種類に分けられます。そのうちA、B波が地球に届いています。
     UVBは、皮膚の表面に届き、皮膚や眼に有害です。日焼けを起したり、皮膚癌の原因になります。一方、UVAは、B波ほど有害ではないと言われていますが、長時間浴びた場合は同じように、細胞を傷つけるため、同様の健康被害の原因となります。窓ガラスや雲を通過して皮膚の奥深くまで届きます。 そして、しわやたるみなどの「肌の老化」を引き起こす原因になります。そしてどちらもいわゆる「日焼け」の原因となります。
  • 赤外線が熱的な作用を及ぼすことが多いのに対し、紫外線は化学的な作用が著しいです。このことから化学線とも呼ばれることもあります。

    良い面では、①ビタミンDの生合成、②光線療法などがあります。
    逆に悪い面では、①日焼け(サンバーン)、②光老化、③皮膚の免疫反応を抑制、④光線過敏症、⑤眼への悪影響などがあります。

★紫外線への対策は?

  • 同じ日本でも南に行くほど紫外線量が多くなり、5月から9月頃にかけての紫外線量が特に多くなります。そして、10時から14時の間で、一日に降り注ぐ紫外線量の約60%を占めています。

     紫外線による影響を防ぐには、普段の生活に取り入れやすい予防法をとってみましょう。
    1. 紫外線の強い時間帯を避けましょう。
    2. 日陰を利用しましょう。(太陽からの直接のものだけではなく、空気中で散乱したものや、地面や建物から反射したものもあることを理解しておきましょう。)
    3. 日傘を使い、帽子をかぶりましょう。
    4. 袖や襟のついた衣服で覆いましょう。(皮膚に到達する紫外線を減らすための衣服としては、しっかりした編み目をもつ生地を選ぶことです。)
    5. サングラスをかけましょう。(強い太陽光の下で眼を守るためには、顔にフィットした、ある程度の大きさをもつメガネをかけるとよいでしょう。)
    6. 日焼け止めクリームを上手に使いましょう。(日焼け止めは知らず知らずのうちに顔をこすったり、汗をかいたりして落ちていることが多いので、2~3時間ごとに規定の量を塗りなおすことが勧められます。

★熱中症とは?

  • 熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことを言います。

     重症度によって、次の3つの段階に分けられます。  
       
    • Ⅰ度: 現場での応急処置で対応できる軽症
        立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の発汗  
    •  
    • Ⅱ度: 病院への搬送を必要とする中等症
        頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感  
    •  
    • Ⅲ度: 入院して集中治療の必要性のある重症
        意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温  
  • 実は、梅雨の合間に突然気温が上がったなど、身体が暑さになれていない時期にかかりやすい病気でもあります。 具体的には、次のような環境では注意が必要です。  
       
    • 気温が高い、湿度が高い
    •  
    • 風が弱い、日差しが強い
    •  
    • 照り返しが強い
    •  
    • 急に暑くなった

★熱中症への対策は?

  • 熱中症の判断と応急処置
    • 気温や湿度が高い環境のなかで、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、けいれんがある、まっすぐに走れない・歩けない、体が熱いなどの症状がみられたときには、すぐに熱中症が疑われます。 なかでも、高体温、汗をかいていなくて触ると熱い、ズキンズキンとする頭痛、めまいや吐き気、意識障害がある場合は、重症です。
    • 熱中症が疑われる場合は、次のような応急処置を行いましょう。
      • 涼しい環境に移す
      • 脱衣と冷却
      • 水分と塩分を補給する
    • 熱中症を疑う症状があり、意識がない、または呼びかけに対する返事がおかしい場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

★最後に

  • これからの季節、日差しが強くなっていき紫外線の照射量も増えると共に熱中症に陥る度合いも高くなります。
    しっかりと対策をとることでどちらも予防することは可能ですから、前もって対策をとれるように準備しておきましょう。

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