パーソナルアシスタント町田
vol.102 2018.11 発行

インフルエンザ・ウィルス性胃腸炎について(2)資料作成 草野 裕子

★どんな感染症?

  • インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。  38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。  併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。子供ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。  いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月~3月が流行シーズンです。
  • ウイルス性胃腸炎は、ウイルスが手指や食品などを介して経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。ウイルス性胃腸炎は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。

★予防するには?

  • インフルエンザを予防する有効な方法としては、以下が挙げられます。
    • 1) 流行前のワクチン接種
       インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されており、日本でもワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。
    • 2) 飛沫感染対策としての咳エチケット
       インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
       たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症の例も少なくありません。したがって、インフルエンザの飛沫感染対策としては、  
         
      • (1) 普段から皆が咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
      •  
      • (2) 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと
      •  
      • (3) 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと
      •  
       などを守ることを心がけてください。
       特に感染者がマスク等の飛沫感染対策を行うことが重要です。
       
    • 3) 外出後の手洗い等
       流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。
    • 4) 適度な湿度の保持
       空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
    • 5) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
       身体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日頃から心がけましょう。
    • 6) 人混みや繁華街への外出を控える
       インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
  • ウイルス性胃腸炎については、感染力が高いものが多いのに対してワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。従って、身の周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるので、
    • (1) 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
    • (2) 下痢やおう吐等の症状がある方は食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
    • (3) 胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないように注意しましょう。

★もし、感染したときは?

  • インフルエンザにかかったかもしれないときには次のようにしましょう。
    • (1) 人混みや繁華街への外出を控え無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
    • (2) 咳やくしゃみ等の症状のある時は、周りの方へうつさないように、不織布製マスクを着用しましょう。
    • (3) 安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
    • (4) 水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。
    • (5) 高熱が出る、呼吸が苦しいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
  • 現在、ウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。この為、通常、対症療法が行われます。
     特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。止しゃ薬(下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。

★最後に

  • インフルエンザやウイルス性胃腸炎は、普段からしっかりと対策していれば大体は予防することができますが、万が一感染した場合は、感染の拡大を防ぐためにすぐに社内の各関係者に連絡を取るようにしましょう。

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